空想して、現実逃避する人

陽でも浴びながら、とことん現実逃避しようよ

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☀️この記事のポイント☀️

  • 現実逃避は弱さではなく、自分を守るための自然な反応
  • 静かに休む時間を肯定し、逃げることを恥じない
  • 太陽の下で立ち止まり、ただ呼吸するだけでいい

こんにちは!ひなたログです☀️
こちらはより気楽に、快適に日光浴をするためのコラム。ひなた特集―ひな特―です。
太陽を浴びてスッキリしたいけど、気になることもいろいろ…という方にお届けします。

現実逃避。みなさんはこの言葉を聞いて、どう思いますか。まともな大人のやることではない。現実を見て判断しないと、なにも生まれない。建設的な発想や、行動はできない。いいイメージはないですよね。

あえて言いましょう。そんなもの、どっさり捨ててしまえばいい。私たちはそう考えています。難しい理屈や、ロジック。そんなことは二の次で、現実逃避をただただ礼賛します。これは人間の業を徹底的に肯定し、賛歌するためのいとなみです。

現実逃避は、悪ではない

朝、アラームが鳴っても体が動かないことがあります。ひどいときは、そのまま1日動けないことも。休みの日なんて、ベッドから窓を眺めるのが精一杯で、トイレ以外で起き上がることはない。

スマホの画面に映る通知を、ただ指でなぞります。会社に行かなきゃと思っても、布団のあたたかさが、生ぬるく心地いい。

カーテンの隙間から光が差し込んで、時には眩暈を感じる。「起きなきゃ」と何度も繰り返し、それでも布団から出ない。そんな朝が、続くことありませんか。

冷蔵庫の中は、なんとか買った食材。半分くらいは賞味期限を超えています。洗い物は流しにそのまま。「やらなきゃなあ」と思うたびに、拒否反応が起きる。

もうムリ。何もしたくない。現実逃避のはじまり。逃げたいと思うことは、「生きたい」サイン。生存本能です。人間以外の生物は、不快から逃げます。普通の反応です。

完全に壊れてしまったら、逃げたいとも思えなくなります。現実逃避は、限界のサイン。あなたを守る最後の砦です。

誰にも見えない場所で、少しだけ息をつこう

「現実逃避」を言い換えるなら「ひと休み」ですかね。人に会いたくない日。あってもいいじゃないですか。返せないLINE。ありますよ。誰にも見られない場所で、何もしない。怠けではなく、回復そのものです。

昼過ぎ。もし動けそうなら。ベッドで座って見ましょうよ。ベランダに出たら最高です。何も考えずに空を見上げる。最高です。

車の音。窓越しに届く人の声。他人の生活音が耳に入り、そのまま頭を抜けて行きます。世界は勝手に動いている。でも、自分はその外側で、ただ息をしている。酸素を二酸化炭素に変えるだけ。それでいいです。

逃げることは、休むこと。現実逃避は、誰にも迷惑をかけません。あなたが現実逃避したところで、誰も困りません。仮に困る人がいたとしてもいいじゃないですか。人間、大なり小なり迷惑をかけあいます。お互いさまですよ。

「逃げること」を、恥じない

世の中は「頑張れ」と言いすぎ。ビジネス系のYoutubeチャンネルは、無駄を切り詰めて、生産性をあげるためのノウハウやヒントをこれでもかと発信しています。

Instagramでも、学習効率、生産効率、ITスキルやマインドセットの発信が多くなりました。ただ、猫を眺めて、推しを眺めて、かわいいものを見たいだけなのに、勝手にポジティブで、マッチョな発信が目に入る。

そんなポジティブマッチョな発信ほど、つい気になって、見てしまいます。思うようにできていない自分と並べて、比べて、傷つきます。せっかくノウハウやヒントを発信しているのに、できない自分だけが残って、肝心の中身は覚えていません。

立ち止まることを「怠け」と言い換え、逃げる人を「弱い」と決めつける。でも、本当にそうでしょうか。ただの被害妄想かもしれませんよ?そもそも、怠けることも、弱いことも、何が問題ですか?

誰もが、現実逃避をしています。SNSをスクロールしながら、無意識に時間を溶かすのも、現実逃避のひとつ。週末に何も予定を入れず、ベッドでだらだら過ごすのもそう。みんな逃げているのです。それを「悪いこと」とする社会が、少し窮屈なだけなのです。

もっと言うと、現実逃避や怠け、逃げが悪いことだと思っているあなたへ、と発信している人がいる。怠惰は直すべきこと、という前提で話が始まることが窮屈の正体だと考えています。

逃げるというのは、自分を守る技術であり、生き延びるための手段です。逃げることができる人は、まだ自分をあきらめていない人です。恥じる必要なんて、どこにもありません。現実逃避は、心が壊れないようにするための知恵。あなたが自分を守る、正しい手段です。

光の下で、立ち止まる

現実逃避の先に、答えは不要。ただ、陽の当たる場所に立つだけでいい。ベランダでも、近くの公園でも、コンビニの前でも。太陽の光が肌に触れると、ほんの少しホッとします。思考が止まり、気がゆるむ。時間に気が向かなくなる。

陽のあたる場所に行って、ただ陽にあたりたいときは腕時計を置いて行きましょう。時計の時間は機械的。自分の気持ちや、お腹の空き度合い、いつまでボーッとしたいかという気持ちと、ちょっと相性が悪い気がします。

太陽の下でぼんやりしているあなたを、誰も責めません。誰も評価しません。「意味」とか、ない。あなたが何かしようとしなくても、光はそこにあります。どんな時でも、無条件的にいてくれる太陽の光って、とても偉大に思えるのです。

まとめ―現実逃避を、誇ろう

逃げることを選んだあなたは、もう十分にがんばった人です。一生懸命に泥臭く、よく分からないまま走り続けてきた結果です。現実逃避は、社会からの離脱ではなく、自分を守ること。

立ち止まっても、何も生まれなくても、意味がなくても、それでいいのです。生きることの全部に意味を見つけようとするから、苦しくなるのかもしれません。そもそも、生きる意味とかないとすら思います。理由がないと生きていけないのが人なんでしょうな。

そうなると、生産的で、効率的で、合理的で、建設的なポジティブマッチョYoutubeも、違った見方ができませんか?

今日は、太陽の下でただ呼吸してみてください。吸って、吐いて。考えない。何かを決めない。光がある。これだけです。


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永井 達也

1994年6月13日生。東京都出身。
ひなたログのライター・SNS担当者。
趣味:散歩・靴磨き・書道・お茶

年間500回ほど散歩する散歩マニア。おかげで東京23区内なら、地図なしでだいたいは歩けるようになりました。
みなさまが気楽に日光浴できるための情報を記事にしています。実際に現地に赴いて肌で感じたことを、散歩マニアの視点から、飾らず、まっすぐお届けします。
日光と身近な生活を送るために、少しでもお役に立てたら嬉しいです。