
金魚坂┃時の流れをゆったりさせる空間
こんにちは!ひなたログです☀️
本日のひなスポは、文京区は本郷にある金魚坂。
こちら魅力をご紹介します!
基本情報・マップ
施設名 | 金魚坂 |
所在地 | 東京都文京区本郷5丁目3−15 |
アクセス | 本郷三丁目駅B3から徒歩7分 |
営業時間 | 11:30~21:00(L.O.20:00) 定休日:月曜日・第3火曜日 |
支払い方法 | 現金・PayPay |
駐車場 | なし |
駐輪場 | なし |
お手洗い | あり ※多目的トイレ・ベビールームなし |
電源 | なし |
Wi-Fi | なし |
おたばこ | 禁煙席/喫煙席分煙 ※喫煙席ではパイプ・葉巻OK |
公式HP | https://kingyozaka.jp/ |
こんな人におすすめ―力を抜きつつ、考えごとをしたい人へ
- レトロな空間をたのしみ、気持ちを落ち着けたい人
- 学習や仕事の悩みなど、じっくり考えごとをしたい人
- 程々に人との会話を楽しみたい人
レトロな空間をたのしみ、気持ちを落ち着けたい人
江戸時代より続いていた金魚卸から始まった「金魚坂」。現在は民家のような佇まいの中でカフェを営んでいます。
入口を見ても金魚の絵が並んでいます。

内装にも至る所に、金魚にまつわる置物や器、茶器がずらりと並ぶレトロな空間。

いちど座ると、ついつい長居してしまい、なかなかお店を後にするのが惜しくなる魅力的なレトロ空間。ここにいれば、自ずと気持ちも落ち着いてきます。
学習や仕事の悩みなど、じっくり考えごとをしたい人
レトロで落ち着いた空間は、単なるクールダウンに限らず、思索にふけるにもピッタリの空間です。

図書館のような学習をするための空間、オフィスのように仕事をするための空間は現実にあり、必要です。しかし、それだけでいい案はなかなか浮かばないもの。
そこで行き詰まったとき、その考えごとを頭いっぱいにしたまま、気分転換で訪れてみてください。程よく静かで、程よく音があるここなら、なにかが拓けてくるかもしれません。
程々に人との会話を楽しみたい人
こちらでは、お客さんとお店の人の距離が近いので、会話も自然と生まれます。お客さん同士の会話が生まれることも。
一人で考えごとをしていたら、いつの間にか会話が始まることもあるでしょう。その会話で、何かがひらめく可能性だってありえます。
なんとなく一人で過ごしたくないな、そんな時に足を運んでみてはいかがでしょうか?
ひなスポの魅力―食事もよし、中国茶もよし
おすすめの席と空間―柔らかい日光を真横に
ここはひなたログ。もちろん、陽あたりはばっちりです。特におすすめはこちらの席。

金魚をあしらった小物を眺め、窓際で日を浴びる時間は最高であることうけあいです。すだれがあるおかげで、眩しすぎることもありません。
また、カウンター席でも明るく感じ、目の前の金魚にまつわる食器や茶器を眺めてのんびりするにもいい空間です。

こちらはカフェですので、コーヒーや紅茶、ケーキはもちろんあります。また、お食事も可能です。お食事のおすすめは、こちらの黒カレー(税込2000円)。辛さは控えめですが、食べているとしっかり汗をかく不思議な感覚に。コクのある味はおすすめです。

他所では味わえない気軽で本格的な中国茶
また、こちらが他店と異なるのは、中国茶の充実さ。中国茶は、その専門店で飲むことが一般的で、しかも、なんとなく敷居が高いです。
しかし、こちらではグラスに茶葉を入れ、そのままお湯を注ぐ本場のスタイル。お茶請け含めて1100円(税込)味が出るまで何回もお湯を足してもらえます。

実はこれが日光浴と相性がいいのです。中国茶を飲むと、お湯を継ぎ足すという性質上、自ずとゆっくりとした過ごし方になります。

それは、結果的に、気持ちの良い日差しをじっくり浴びることにつながります。中国茶をたのみ、じっくりと陽を楽しむ。時間を忘れて過ごしたいときにおすすめです。
(人によっては)注意ポイント―葉巻とパイプがある空間
これは注意ポイントでもあり、このお店の魅力でもあるのですが、数少ない葉巻やパイプを遠慮なく楽しめる場所です。

おたばこやそれに類するものが苦手な方はあらかじめその点をご理解ください。ただし、禁煙席もありますので、ご安心を。引き戸で区切られているので安心です。
おたばこや葉巻、パイプなどを楽しむ人で、かつ、こちらを初めて知った方は、新たな選択肢になり得ます。お店で葉巻の取り扱いもあるので、手ぶらで楽しむことも可能ですし、持ち込みもOK。
また、店主いわく、葉巻と中国茶はどちらも1時間くらいじっくり楽しむもので、また、それぞれの風味の相性もいいそう。両方好き、という人はなかなかいないと思いますが・・・
周辺情報―本郷三丁目駅・東京大学
ここは文京区、本郷。本郷三丁駅からもほど近いです。
都営大江戸線の本郷三丁目駅は、春日通りと本郷通りの交差点を囲うように、出入り口があります。この周辺は、コンビニや飲食店など、非常に充実しているので、困ることはないでしょう。
また、本郷といえば、東京大学。金魚坂から3分ほどで、東大のキャンパスは見えてきます。日本で最高の大学の雰囲気だけでも触れてみたい方にもいいでしょう。
ちなみに、私は東大の雰囲気を感じたくて、理由もなくキャンパスの周りをぐるぐる歩いていました。それだけで、薫陶をうけたような気分になりました。
まちと私のミニエッセイ―生活にひとつ、手間をかけて
強すぎる日差しに首を刺され、ジリジリと痛くなった折、避難にこの店を訪ねました。すると、一画にあるピアノの上にかんざしや、帯留が並んでいました。
その隣にはお着物を召した女性。どうやらこれらを金魚坂で販売していたそうで、偶然それらを目にすることに。私は着物には、完全に疎いのですが、普段目にしない小物に惹かれ、じっくりと眺めていました。
本物のべっ甲を使ったもの、今では希少な象牙を使ったものなど。道具もそうですが、素材に惹かれていました。

お着物の女性、河野香織(かわのかおり)さまに話しかけられ、そこから色々とお話。現在は、「和装小物 香堂」という屋号を背負い、ネットでかんざしや帯留を販売しているそうです。金魚坂でも定期的に販売をしているよう。

お話をしたり、実物を拝見するうちに、満足感で満たされた帰路で、これほどまでに手の込んだ小物が、いま、どれほど作られているのかと考えるようになりました。
現代でも銘品を作っている場所や職人さんはたくさんおられます。しかし、どこも後継者不足という問題の解消に苦戦しているとも聞きます。
私は書道が好きで、銘品にふさわしい、いい筆や硯とはご縁がありましたが、それ以外は全くの無知です。
外国人からのニーズは高けれど、とうの日本人が求めることも減っているのでしょう。作り手も減れば、求める人も減っている。それが現実です。
銘品の多くは、メンテンスにも手間がかかったり、使うにもつい神経質になることもあります。かんざしも、ぞんざいに扱うことはできないでしょう。筆も適当に扱ったら、あっという間に壊れます。
平たく言えば、面倒くさいのです。忙しい生活の中で、手間がかかることなんてしなくないですよね。私も、望んで面倒なことを求めはしません。
しかし、面倒くさいと言って何事も簡単にすると、案外やることなくなります。一時、ネットスーパーを使い、Amazonで日用品を全部調達し、外食ばかりしていたのですが、生活がつまらなくなりました。
そんな時に、近くのスーパーで買い物して、日用品を足で探し、自炊を増やしてみたら、ちょっとだけ充実感が湧いてきました。面倒くさいことって、生活を楽しくするスパイスにもなります。
手入れに手間のかかるものを1つ、なんでもいいです。ボールペンを万年筆にしてみたり、ティーバックではなく急須でお茶を淹れたり、ちょっと大きい観葉植物を買ったり、お気に入りの着物とかんざしを1つだけ選んでみたり。
あえて、生活のなかで1つだけ、ひとつだけでも面倒にしてみる。結構楽しいものです。
ちなみに、2025年8月23〜25日にまた金魚坂にて販売するそうです。お着物を普段からお召の方、興味のある方、入り用になった方など、お立ち寄りになってはいかがでしょう。
■河野さまのInstagram
https://www.instagram.com/kawa_kaorin?igsh=NXhzeTlkNmp2emJk
■メルカリ
https://jp.mercari.com/user/profile/756225507?utm_source=web&utm_medium=share
金魚坂のご紹介は以上です。こちらのひなスポはいかがでしょうか?
陽の光をめいっぱい浴びたい人、普段のお散歩がマンネリ化している人。ぜひ、こちらでゆったりとした時間を。
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永井 達也
1994年6月13日生。東京都出身。
ひなたログのライター・SNS担当者。
趣味:散歩・靴磨き・書道・お茶
年間500回ほど散歩する散歩マニア。おかげで東京23区内なら、地図なしでだいたいは歩けるようになりました。
みなさまが気楽に日光浴できるための情報を記事にしています。実際に現地に赴いて肌で感じたことを、散歩マニアの視点から、飾らず、まっすぐお届けします。
日光と身近な生活を送るために、少しでもお役に立てたら嬉しいです。