散歩でひらめいた人

【散歩の効果】「じっくり考える力」を育て、仕事・勉強の能率をあげよう!

☀️この記事のポイント☀️

  • 散歩での新奇体験によりグリア細胞の活性化。じっくり考える力が備わってくる
  • グリア細胞とは、脳内の掃除・修復・栄養供給を担う「思考の土台」
  • 散歩とアイデアに関する記事を読むことで散歩の効果が深く分かります

こんにちは!ひなたログです☀️
こちらはより気楽に、快適に日光浴をするためのコラム。ひなた特集―ひな特―です。
太陽を浴びてスッキリしたいけど、気になることもいろいろ…という方に。

今回は「じっくり考える力」と「散歩」の意外な関係についてお届けします。

「もっと考える力が欲しい」
「アイデアを深められる人になりたい」

そう、思ったことはありませんか?

実はその鍵となるのが、グリア細胞という脳細胞。聞いたことないですよね?私も今回、初めて知りました。しかし、このグリア細胞がとても重要であり、その役割に感動したので、記事にしました。

今回は、グリア細胞とはなにか、その働きと散歩との関係性を深掘りしながら、すぐできる脳の活性化方法をご紹介します。

グリア細胞とは?―思考を支える名脇役

グリア細胞とは、神経細胞(ニューロン)を支える大切な存在。ニューロンに栄養や酸素を届け、不要な物質を片付け、さらに病気やケガから脳を守ってくれます。つまり、脳の「お世話係」として、思考や記憶を支えてくれます。
参考:中外製薬「脳について」

ニューロンとは、脳内でネットワークをつくり、情報の受取や処理・出力・伝達などを行なう細胞で、思考や記憶、運動の司令といった脳の中心的な役割を担います。

このニューロンには、グリア細胞が不可欠。グリア細胞は、ニューロンに栄養素を与えたり、脳内の掃除係として老廃物を回収したり、時にニューロンを修復したり、とニューロンを支えてくれます。

ニューロンとグリア細胞は、このようにまとめることができます。

細胞名役割
ニューロン情報の処理をし、思考や記憶、運動の司令を担う
グリア細胞ニューロンに栄養を与え、老廃物を回収し、修復もする

「脳の持久力」が高い人の脳には、「グリア細胞」がしっかりと働いているという特徴があります。

グリア細胞が多いほど粘り強く考え続けることができる。つまり、ある面で頭がいいと言えるのです。

参考:STUDY HACKER「「IQが高い人ほど頭がいい」は時代遅れ。本当に頭のいい人の脳には特徴があった

グリア細胞を活性化させるには?―新しさとドキドキを

ここまで、なんとなーくの理解で構いません。グリア細胞が大切であることはお分かりいただけたでしょうか?

では、この細胞をどんどん増やして、活発にしたいと思うはず。しかし、残念ながら、グリア細胞を増やすことはできません。ただ、活性化させることはできます!

その方法として、科学的に有効とされているのが次のふたつ。

  • 新奇体験(Novel experience)
  • 情動喚起(Emotional arousal)

「新奇体験」とは、普段の自分では選ばないような行動をとること。身近な例を出すと、いつもの定食屋さんで、たまには違うメニューを頼んでみる、など。

「情動喚起」とは、心臓がドキドキしたり、びっくりしたりといった身体的な変化を伴う感情体験です。静かなところで過ごしていたら、音もなく、後ろからいきなり声をかけてきた、など。

このような刺激により、脳は「ピンチだ!」と感じ、過去の記憶や経験をフル稼働して状況を打開しようとします。そこで、グリア細胞が活性化するのです。

参考:STUDY HACKER「「IQが高い人ほど頭がいい」は時代遅れ。本当に頭のいい人の脳には特徴があった

一人旅で道に迷う。これが脳を刺激する

では、具体的に何をすればいいか?

「一人旅」です。誰にも頼らず、自分で情報を調べ、計画を立て、現地で判断し、実行する。まさに「新奇体験と情動喚起の連続」です。

初めての場所、海外なら言葉が通じない相手、乗り過ごしたバス、初体験の料理。こうした体験の一つひとつが、脳を「緊張させ」、考える力を引き出してくれます。

しかし、忙しい、旅が苦手、体調がよくないなど、旅が難しい方も多いと思います。

そんな方にこそおすすめしたいのが、散歩

参考:STUDY HACKER「「IQが高い人ほど頭がいい」は時代遅れ。本当に頭いい人の脳には特徴があった

散歩は日常でできる“新奇体験”

日常って実は、新奇体験の宝庫です。たとえば、このようなことをするだけでも新奇体験に出会えます。

  • いつもと違うルートで帰ってみる
  • 一本裏の道を通ってみる
  • 少しだけ遠回りしてみる

小さなことであっても、脳は新しい刺激に反応し、結果、グリア細胞は活性化します。

参考:STUDY HACKER「「IQが高い人ほど頭がいい」は時代遅れ。本当に頭のいい人の脳には特徴があった

散歩なら、特別な準備もいらず、すぐに始めることができるでしょう。静かな時間に、自分と向き合いながら歩いてみる時間を作ってみてください。

ちなみに、散歩を他の角度から掘り下げた記事もあります。

私の“新奇体験”―慣れない街と出会いたかったカフェ

実際、私も最近、ちょっとした新奇体験をしました。

ある日、なんの気なしに普段は行かない本郷三丁目に行きました。10年ほど前に一度だけ行きましたが、それ以来。ただ、歩いているだけでもとても新鮮な景色が広がり、ワクワクしたことを覚えています。

歩き疲れたので、近くのカフェを探しました。すると、金魚坂というカフェを見つけました。外観は明らかに民家。「これ、本当にお店か?」
と思ったのですが、なんとなく惹かれて入ってみることに。

すると、私の大好きな中国茶や台湾茶があります。注文してみると、お茶うけもたくさん。お茶の味も美味しく、これは素晴らしいところを見つけたと感動したものです。

いつもと違う道は、知らないことと引き合わせてくれます。そして、そこでさっぱりした私は、こうして新たな記事を書いて、みなさまに発信できております。

私の実感としても、新奇体験は大切だなあと感じます。

まとめ―じっくり考えるには「ゆっくり歩く」

現代社会では、すぐに成果が求められる場面が多く、立ち止まることが難しいと感じてしまいます。誰もがすぐに成果を出そうとして、知らぬ間に、みんなが作業を加速して、素早い結果を求めています。

でも、人間の脳の仕組みは太古の時代からそう大きく変わっていません。早く、速くにも限界がある。高性能になったPCやAIのスピードに、人間がついていこうとするにも限界がありますよ。

だからこそ考えてみてほしいことがあります。やるべきことばかりやらないで、ちょっとしたムダを楽しんでください。いつもより一駅手前で降りてみる。それだけでいい。

立ち止まる時間、ゆっくり考える時間こそが、創造の源

まずは今日、帰り道をちょっと変えてみませんか?

その一歩が、新しいアイデアへ連れて行ってくれるかもしれません。

ちょっとしたムダや、回り道も創造には必要な時間。それを頭の片隅において、はじめはちょっと無理にでも、そんな時間を作ってみてください。

陽だまりの中のミニエッセイ―時間と枚数にこだわらない

仕事や勉強に取り組むと、それに対する評価は、作業時間、コスト、成績・成果、そういったもので決まります。全ては数字で判断され、数字で評価されます。

数字は客観的で、平等です。数字で見ることをまったく悪いとは思いません。むしろ、希望であり、チャンス。

しかし、数字を改善しようと躍起になり、それだけで自他を評価するのも、私は好ましく思いません。もっともらしく数字で自分を語り、相手をある種だますこともできます。

なにより、自分をいくらでもだますことができます。

私は、気を抜くと、数字にこだわってしまい、数字がよくなったら、その実をまともに見なくなります。高校受験の時、通っていた塾から、バーチカルタイプのスケジュール用紙を毎週配られていました。

それに学習内容・時間を書き、提出します。最初は可視化できていいと思ったのですが、次第に、いかにして長く勉強しているかを演出するかに必死になりました。

だから、本来なら1時間で終わるような課題を倍以上の時間をかけて、勉強を進めるようになります。そうして、成績をあげるという本質はあまり形にならず、毎週の、周りの大人の目をごまかすかに躍起になりました。

大人になってもあまり変わりません。三つ子の魂なんとやら。今後は作業時間をいかに短くして、作業を終わらせるかをアピールするようになります。しかし、成果物はそれなりで、結構雑に仕上げていました。

十分な成果をあげるのに、無駄に時間を使った学生時代。時間を削る代わりに、クオリティはもっと削る大人時代。結局、数字の見栄えを気にするあまり、成果物をないがしろにする自分自身は大きく変わりません。

仕事や勉強を「やらないといけないこと」とするならば、趣味や余暇は「やりたいこと」と言えるでしょう。残念ながらこの「やりたいこと」すらも、数字の呪縛に囚われました。

私の趣味の一つに書道があります。書道の基本練習は「臨書」。古典の名作をそっくり書き写すことです。欧陽詢『九成宮醴泉銘』、王羲之『蘭亭序』が代表的な古典でしょう。

私が拘泥しているもの。それは、一日何文字書くことができたか、生涯でいくつの古典を臨書できたか。これにつきます。趣味なんだから、数字で見なくてもいいのにと思いますが、この性分が染み付いていると、こうなるのです。

自分のことを数字でしか見られない性格なのでしょうか。とても悲しくなります。どれほど綺麗に書けたか。上手く書けたか。一文字、ひと文字をじっくり見たらいいのに、そこがおざなりになりました。

私は量が大切だと思っています。そして、世間とチョット違うのは、質を語るべきではないと思っています。自分が作ったものの質をあれこれ語っても仕方ないと思っています。

評価は個人や時代で随分と変わります。だから、とにかく量を積み上げて、それだけを考えたらいいとすら思っています。

そのような性格も、数字でしか自分を見られず、そして、数字で自分をだますことにつながっているのでしょう。

ただ、書道に関しては、1日で何枚書いたのか、何時間筆をもったのか。それに拘泥してもしょうがないと思いました。そうして、自分のことを何回もだましていたのだと、ハッとしました。

時間や枚数はさておいて、じっくりと観察する。そうして立ち止まる機会は必要です。

「質を語ってもいいじゃないか」
と、心のすみっこで、小さくも、本音で言える日を楽しみに待っています。


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永井 達也

1994年6月13日生。東京都出身。
ひなたログのライター・SNS担当者。
趣味:散歩・靴磨き・書道・お茶

年間500回ほど散歩する散歩マニア。おかげで東京23区内なら、地図なしでだいたいは歩けるようになりました。
みなさまが気楽に日光浴できるための情報を記事にしています。実際に現地に赴いて肌で感じたことを、散歩マニアの視点から、飾らず、まっすぐお届けします。
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